3/23(土)に行われる「G3 毎日杯」ですが実はフラワーカップと同じくトライアルレースではないレースです。それでも昨年の優勝馬と2着馬であるシーズンリッチとノッキングポイントは日本ダービーへ出走しました。今年も中距離のロングディスタンス寄りである2,400mへ挑戦する馬もいることでしょう。
施工条件の確認
レース場:阪神競馬場、距離:1,800m、コース:外回り、初角までの距離:665m、最終直線:474m
人気傾向
過去10年の1~3番人気の馬の成績を見てみましょう。
・1番人気〔2-3-3-2〕勝率20%、複勝率80%
・2番人気〔3-3-1-3〕勝率30%、複勝率70%
・3番人気〔1-2-1-6〕勝率10%、複勝率40%
このうち1~3番人気が全て飛んだ年は過去10年ではありません。当然1~3番人気のうち2頭+4番人気以降1頭で決まった年もあれば、1~3番人気1頭+4番人気以降2頭で決まった年もありますが前者の方が多いです。ですが、今年の傾向からいくと後者の可能性も否めないのでしっかりと予想していきます。
血統傾向
ディープインパクト産駒が強いレースだったが、直仔はもういません。ディープインパクト産駒が強かったのはもちろん能力を持った馬が生まれやすいということもありますが、苦手条件でも勢いで走り切ってしまうことです。クラスアップにとても強かったからでしょう。しかし、ディープインパクト産駒がいなくなった今注目されるのは孫世代です。ただし、孫世代は母系の特徴もプラスされており、ディープインパクトの直仔世代よりはその特徴は薄れている気がします。ディープインパクトと同じく主流条件に強いのはドゥラメンテ産駒、そして2000mぐらいまでならモーリス産駒にも注目です。最近はモーリス産駒はマイルから更に短い距離のイメージが強いですが、延長ローテや折り合いがつく子ならば走れてもおかしくないと思います。加えて新興勢力がどうかといったところを考えていきたいです。
今年の該当馬は、
・ディープ孫世代→ニュージーズ(リアルスティール産駒)
・ドゥラメンテ→ガイアメンテ
・モーリス→トラジェクトワール
うち2頭は人気薄になりそうでおもしろくなりそうです。
ザックリレースペース
少頭数や最初のコーナーまでの距離が非常に長いことが要因でスローペースになりそう。ただし、最終直線が474mのため、切れ味が要求されると思ってます。4角からよーいドンの競馬になると思ってます。
まとめ
以上でデータと傾向の記事を終わりたいと思います。次回は各馬の評価をしていきたいと思います。苦手なローテーションや馬場がありますので、その点を踏まえながらああでもない、こうでもないと考えていきたいと思います。